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やりたい事が見つかった時は、得意な事を増やすチャンスだと思え! - 20歳のときに知っておきたかったこと (ティナ・シーリグ)

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
ティナ・シーリグ (著), Tina Seelig (原著)



自分ができることはこれだ、と固定的なイメージを持っている人は、そのイメージが揺らぐようなリスクを取ろうとはしません。これに対して、できる事を増やしていこう、という成長志向の人は、自分の掲げた目標を達成するために、リスクを取ることも厭わず、精力的に動こうとする傾向があります。
p.79

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20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
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 これは、「やりたい事があるんだけど、今の自分にはできないと思ってやらないという事は、出来る事を増やすチャンスをみすみす逃している」という事に他なりません。

 かく言う私も、人生いろいろ経験してきたが故に、何か物事を始めた時の効率の悪さを想像してしまい腰が引けてしまいます。他人が一日で出来る事を、習い始めの自分は1週間、1ヶ月かかるかもしれない。その煩わしさを想像してしまうのです。

 本文中でも紹介されている、スタンフォード大学心理学部のキャロル・デック(人間の自己評価に焦点をあてた研究を行なっている)によると、長い目で見て、得意なことを増やして成長していこうとする人の方が成功する確立が高いとの事です。

 もちろん、これには両手を上げて賛成するわけにはいきません。一概にもそうとは言えない面もあります。一つのものを極めるという意味では、一つの事に集中した方よいと言えます。もちろん人生経験だなんだといって色々やってみる事は必要ですが、全ては「一つの事」に集約されていく、所謂「芸の肥やし」的なものです。そういった生き方は、想像するに並外れたストイックさが求められるでしょう。そういった意味では、自分の生き方の選択とも言えます。おおげさですが。

 また確立云々に関しては、「得意なことを増やして成長していこうとする人」は、そもそもバイタリティ溢れる群衆であり、一つの事をずっとやり続ける人は、巧の心を持っている人か、リスクを取らずに平穏に暮らしたい人、怠惰な人等の集まりだからとも考えられます。何を成功とし、失敗とするかみたいな話もありますが。

 何れにしても、あくまで「確立が高い」というだけで、どちらの生き方も否定されているわけではありません。どちらにもリスクはあり、苦悩があるように感じます。

 どういう道を選ぶかはやはり本人次第ではありますが、怠惰に過ごしてチャンスを逃すのは避けたいものです。とりあえず色々やっときゃどっかに引っかかるだろうって言い方もできますけどね(笑)まとまりのない話ですいませんm(__)m