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新生FF14で初めてオンラインRPGをプレイする人の為の基礎知識 #FF14

 今となっては比較的プレイヤー数も多いオンラインゲーム。その中でも大人数で遊ぶオンラインRPGMMORPGといいます。知ってる人は常識的にしってるけれど、はじめてMMORPGに触れる人にはまったくわからない基礎知識があります。今回は、それを紹介したいと思います。

 一人でも多く初心者の人が変に挫折してやめてしまわないよう、参考にしてもらいたいというのが理由です。きっかけは、うちの妻が今回はじめて新生FF14MMORPGデビューしました。彼女を見ていると、色々と学ぶ事があります。そこで詰まるのか、それを理解していないのか。まさにゲーム・クリエイターにとっては宝の山です。そして、同じようにつまづいている人がいるのではないかと思い書いてみました。

 ちなみにPS3でクラスは巴術士「FFといえば召喚獣でしょ。しかもカーバンクル可愛いからこれ使いたい。いつか、バハムート召喚したいし」ということですので、最初から色々考えさせられるものがあります…。挫折しないようサポートしますが、サポートしてくれる人がいないとこれ挫折するパターンじゃないですかね…。

敵視(ヘイト)リストの概念を覚えよう

 敵視とは敵に嫌われることで、敵視リストとはその嫌われ具合のリストの事です。敵が思う「こいつ嫌いリスト」です。普段は近寄っても攻撃してこないような温厚な敵でも、プレイヤーが一発殴ると「なにすんだこのやろう!」てな感じで、敵の「こいつ嫌いリスト」に見事ノミネートされる事になります。敵にも色々います。現実世界で言うとこんなかんじです。

  • ネコに近づく→何もなし
  • ネコを棒で殴る→ネコの敵視リスト入り→引っ掻いてくる
  • クマに近づく→クマの敵視リスト入り→クマに襲われる

 この敵視リスト(ヘイトリスト)に入る行為は様々です。直接的に攻撃するというのはわかりやすいですが、攻撃している人を回復するという行為でも敵視リストに入ります。「おまえオレの嫌いなやつの肩持って、なに回復とかしちゃってるわけ?おまえも嫌いじゃ〜!」てな具合です。

 これを敵視リスト入りするとか、『ヘイトリストに載る』と言います。ちなみにヘイト(Hate)は、憎むとか嫌うとかいう意味で、新生FF14では敵視と呼びますが、MMORPG的には『ヘイト』が一般的で、公式フォーラムなどを見ていてもだれも敵視リストなんて使ってる人はいないので、今後はヘイトリストで統一したいと思います。


ヘイトリストに載る代表的な行動

  • 敵を攻撃する
  • 敵のヘイトリストに載っている人に回復や支援効果の魔法を使う
  • 好戦的な敵の近くに近寄る

そもそもヘイトリストって?

 ヘイトリストは、要は名簿のようなもので敵が嫌いなプレイヤーの順番に並べられます。リストは常に更新されて、順位が入れ替わります。ちなみにそういうリストのウィンドウがあるわけではなく、そういうシステムがあると考えてください。敵と1体1で戦う時は当然ヘイトリストは自分のみで、ヘイトリストの1位は自分です。

 そして、敵はこのヘイトリスト1位の人を攻撃しようとします。

 巴術士はペットがいるのでペットがヘイトリスト1位になり、自分は2位になる事があります。そうするとペットは攻撃されるけど、自分は無傷という状況が生まれますが、この状態は巴術士の戦闘としては理想です。

 パーティーでは、このヘイトリストの1位になるのがタンク役(剣術士、斧術士)の一番の仕事です。それ以外のクラスはヘイトリスト一位にならないように攻撃したり回復したりします。タンクはHPが多かったり、防御力が高い防具を装備できるなどの特徴があるので、攻撃に耐えやすいです。


リストの順位に影響を与える代表的な行動

  • ダメージを与える
  • ヘイトリストに載っている人を回復する
  • 敵視を上げるスキルを使う

 過剰な回復や、アタッカーが本気を出してダメージを出すとヘイトリストの1位になってしまい攻撃されてしまいます。これを「敵が跳ねる」等と言います。なるべくタンクから敵が跳ねないようにするのと、タンクは敵が跳ねないように敵視を上げるスキルを使って敵視を稼いで、ヘイトリスト1位を維持する事が最初のパーティープレイの課題となります。

 高難易度のダンジョンボスなどでは、このヘイトリストの順位も攻略のキーになるかもしれませんね。
 

新生FF14ではヘイトリストが一部可視化されてるよ

 新生FF14では、このヘイトリストの一部がユーザーにもわかるようになっています。最初から見てるとテンパッてしまうので、慣れてきたらたまに見るようにしましょう。そもそも感覚でやれたらそれが一番ですし、凝視するような項目ではありません。

 ひとつは、パーティーリストのクラスアイコンの部分です。


パーティーを組むと表示されるパーティー一覧リストのクラスアイコンの下に表示されているのが、ヘイトリストの目安です。この場合、ヘイトリストの順番は、「A」と表示されている剣術士さんが1番、2番は槍術士さん、3位は巴術士さん、4位が幻術士さんです。

この数字とメーターは、現在ターゲットしている敵の情報です。なので幻術士の場合タンク役をターゲットしていると表示されません。


この数字が、現在ターゲットしている敵の『嫌いな人順位』です。


メーターとして表示されているのが、1番の人をメーターマックスとした場合の相対的なヘイト量を表しています。上記の場合メーターが70%くらいたまっているので、もう少しヘイトを稼いでしまうと、ヘイトリスト1位になってしまいます。ヘイトを取りそうになったらアタッカーは少し攻撃の手をゆるめましょう。タンクは、ヘイト獲得スキルを使って、自分以外の人のメーターを減らしましょう。

 2つ目は、敵対リストの名前の横のアイコンです。敵のヘイトリストに載ると表示されるリストです(たぶん)。なので、幻術士はタンクにヒールするまでは表示されませんが、タンクにヒールすると表示されるはずです。


名前の横のアイコンが緑のなら、あなたのヘイトはまだまだ低いので安全です。しかしコレが赤に近づくにつれて、ヘイトが高くなっているので要注意です。

幻術士で、主にタンクをターゲットしてプレイする人はこちらをたまにチェックすると良いと思います。


一番上の敵からは、あんまり嫌われてないですが、下の3匹の敵には超嫌われているという状態です。赤とオレンジで点滅しているとヘイトリスト順位1位なので殴られます。

 ヘイトリストは敵ごとに用意されているので、注意が必要です。1匹目のヘイトリスト1位はタンクだけど、2匹目のヘイトリスト1位はヒーラーという状況もあります。なのでタンクは定期的にフラッシュなど、範囲でヘイトを稼ぐスキルを使ってヒーラーに跳ねないようにする必要があるわけです。

フィールド戦闘で死にそうになったらスプリントで逃げろ!

 新生FF14には、だれでも最初から使えるアクションとして「スプリント」があります。これは、通常よりも一定時間早く走れるスキルです。町中の移動はもちろん、戦闘中もこのスプリントを使えば敵から逃げることができます。


キャラを作って最初のクエストをやる時に一度使ってみてください。ただし使うとTPが0になります。魔法使い職は0になっても問題ないのでどんどん使っていきましょう。

 新生FF14の敵は、基本的には自分の縄張りのような範囲(テリトリー)を持っており、その縄張りより外まではプレイヤーを追ってきません。つまり、戦闘開始位置からダッシュで遠くに逃げれば追いかけてこないので、死にそうになったらスプリントで逃げましょう。ただし、インスタント・ダンジョン内や、イベント戦の敵はどこまでも追いかけて来るので注意しましょう。


スプリントを使って逃げましょう。一定距離逃げると、敵は元いた位置に戻ります。この時、敵に与えたヘイトやダメージはリセットされます。ありがちなのは、連戦していて自分のHPやMPが減っているのに気付かず戦いを挑んでしまった時にピンチに陥るので、やばいと思ったら一旦撤退しましょう。

装備は壊れる

 新生FF14の武器と防具は耐久度があって壊れてしまいます。壊れた装備は修理(リペア)する事ができます。例えば、ケアルすると普段はHP150くらい回復するのに、壊れた武器を装備したままだとその半分以下になってしまいます。なので定期的に修理をしましょう。修理はリペアキャラという人が町中に居ます。またアイテムショップなどでも可能な場合があります。

 クラフタークラスのレベルを上げれば自分で修理できるようにもなります。

魔法の使い方の基本

 魔法をメインで使っていく、幻術士、呪術師、巴術士はソーサラー・クラスと呼ばれ、パーティーでは後衛として後ろから敵を攻撃したり味方を支援したりします。

キャスト・タイムとインスタント・キャスト

 魔法を唱えるには、詠唱を開始してから実際に発動するまでの時間、つまり呪文を唱えている時間があります。これをキャスト・タイム(Cast Time/CT)といいます。キャスト中は、キャスト・バーが表示されます。


ストーン詠唱中です。あと0.56秒で発動して敵に着弾します。

 魔法によってキャスト・タイムは異なります。キャスト・タイムが0秒という、魔法アイコンを押した瞬間に発動する魔法もあって、これをインスタント・キャスト(Instant Cast)の魔法といいます。

キャスト・タイムがある魔法を唱えている時は動かない

 魔法を詠唱中は動くと詠唱がキャンセルされます。なので立ち止まって、魔法を唱え終えるまで動いちゃだめです。よくあるのが、自分にケアルをかけようとするが、敵に殴られるから逃げまわるというような状況です。これではいつまで立ってもケアルが発動しないので、HPだけがじわじわ減ってしまいます。

 基本的にぐるぐると逃げまわっても直ぐに追いつかれて攻撃されます。なので逃げても無駄なので、ここはじっと殴られながら立ち止まって魔法を唱えます。

 ただし、殴られると稀にキャストを中断されてしまう場合があります。回避方法もなくないですが、とりあえず殴られても立ち止まって魔法唱え続けるというのを覚えておいてください。

 呪術師も同じです、逃げまわっていても敵を倒せないので延々に殴られます。攻撃は最大の防御。自分が死ぬ前に敵を倒しましょう。

 ただし、範囲攻撃を避ける時はキャスト中でも動いて逃げた方がよいです。

インスタント・キャストの魔法は走りながらでも唱えられるよ

 インスタント・キャストの魔法は走りながらでも発動できます。幻術士ならエアロ、呪術師ならコラプス、巴術士ならバイオがそれにあたります。

魔法ダメージの与え方の種類

ダイレクト・ダメージ

 ダイレクト・ダメージ(Direct Damage/DD)とは、幻術士ならストーン、呪術師ならファイア、巴術士ならルインなどの魔法の事で、「ファイアどーーーん!88のダメージ」という感じで、着弾と同時に大ダメージを与えられる魔法の事です。わかりやすくて爽快感もあります。

継続ダメージ

 継続ダメージは、DoT(Damage over Time)と呼ばれます。スリップなんて言い方もされます。DoTとは、簡単に言うと毒など、徐々に体力を奪っていく攻撃魔法効果です。幻術士ならエアロ、巴術士ならバイオ、呪術師ならサンダーなどがDoTです。

 「バイオ〜どゅわどゅわどゅわ〜!5のダメージ...5のダメージ...5のダメージ」という感じで、着弾して一定時間じわじわと敵のダメージを与える事ができます。地味です。地味故に弱い印象を持つ人がいるのですが強いです。

DoTの間違った使い方

 これもありがちですが、自分でかけた同じDoTは重なりません。なのでエアロやバイオを連打するのはやめましょう。上書きされて効果は一つだけになります。ただし、他人が掛けた魔法とは重なります。幻術士が二人いれば、同じ敵にエアロを2つ重ねる事ができます。


 緑のエアロ(幻術士のDoT)のアイコンがズラリと並んでいます。すべてエアロ(幻術士のDoT)ですが、唱える人が違うと重なるのでFATEではこんな感じになりますw

DoTの重ね掛け

 同じ種類のDoTはかさなりませんが、別のDoTは重なります。例えば、巴術士ならバイオとミアズマは重なります。複数のDoTを重ねがけする事で、ものすごい速度で敵のHPが減っていきます。巴術士はそれを得意とするクラスなのでチャレンジして体感してみてください。


これは、幻術士が1種類、巴術士は一人で2種類、弓術士が1種類のDoTを入れている例です。

DoTの基本的な使い方

DoTの使い方(1)

 同じプレイヤーからの、同じ種類のDoTは重ならず上書きされます。なのでDoTを入れたら別の攻撃をします。具体的には幻術士ならストーン、巴術士ならルインを連発します。そしてDoTの効果が切れたり、切れそうになったらそこでまたDoTを唱えましょう。

DoTの使い方(2)

 DoTはインスタント・キャストの場合が多いです。ですので、直ぐに敵にかける事ができますし、殴られる事による詠唱中断もありません。そして、一定時間かけてじわじわ体力を削るので、もう死にそうな敵にかけても、あんまりダメージは稼げません。なので、一番最初にDoTを入れるのが基本です。幻術士ならエアロを入れてから、ストーン連発というのをまず覚えると良いと思います。

 インスタント・キャストのDoTは、即座に敵のHPを減らし始める事ができます。つまり、ストーンを詠唱中もDoTの効果でHPを削っていってくれるので効率が良いです。

DoTの使い方 応用編(1)DoTの更新

 同じプレイヤーの同じ種類のDoTは上書きされます。上書きされたDoTは効果時間が伸びます。なので、DoTが切れそうになった時や切れた時はDoTを再びいれましょう。これをDoTを切らさないというような言い方をします。特に巴術士はDoTを切らさないよう立ち振る舞う事を求められるクラスなので、意識してDoTが少しでも長い時間敵に入っている状態を作るよう試行錯誤してみてください。


DoTの残り時間は、敵のHPバーの下に表示されるアイコンで確認が可能。ここには敵にかけられている強化(Buff)弱体魔法(Debuff)のアイコンが並ぶ。ここの数字がDoTの残り効果時間なので、0になるとDoTの効果が切れる。切れたり切れる直前にDoTを更新しよう。

DoTの使い方 応用編(2)DoTで削りきる

 インスタント・キャストのDoTは、走りながらでも敵にかける事ができます。また一度かけたDoTの効果はしばらく継続します。つまりこういう立ち回りが考えられます。

  • DoTを入れて、スプリントでぐるぐる逃げまわる
  • 死にそうな時でも自分をケアルやフィジクで回復させながら、合間にインスタントDoTを入れてじわじわ削る

 DoTを入れて逃げまわるというのは、王道の戦術で、敵から逃げまわってる様子を、敵を凧に見立ててプレイヤーが凧揚げしてるようにみえることから「カイト(Kite)/カイティング」等と呼ばれます。新生FF14では、あまり敵から逃げまくると、敵が元の場所に戻ってリセットされてしまうので通常の戦闘では使う場面がありませんが、ダンジョンのボス戦などでは有効な場合があります。

 『マラソン』とも言われ、こちらの方が日本のプレイヤーには馴染みがあるかもしれません。


実際には追いかけられて逃げているが、その様子を周りからみると凧揚げしているように見えるのでカイティングといいます。逃げつつもDoTを入れてるので、敵のHPは徐々に減っていきます。

 タンクが死んだ時の最後の粘りとしてカイティングは有効です。時間かかりますけど、後もうちょいで倒せるという場面なら試してみても良いと思います。

 またカイトせずに、自分のHPをひたすら回復し続ける合間にDoTを入れる事で、自分のHPが削られるのが先か、DoTで敵が死ぬのが先かという持久戦をとる事もできます。これはソロで戦う場合にも有効です。

 巴術士なら「フィジク、フィジク、バイオ、フィジク、フィジク…」みたいに、インスタント・キャストのDoTは合間に瞬時にはさみやすいです。欲をだしてルインを打とうとすると死ぬ時があります。耐え切れば徐々に敵の数も減っていって楽になったり、敵が範囲攻撃をしようとしたスキに起死回生を図るなど、勝機が見えてきます。

まとめ

  • 敵との戦闘ではヘイトという概念があるよ
  • ヘイトリスト1位の人が敵から攻撃されるよ
  • ヘイトリストの順位は常に変わるから、自分のクラスにあった順位をキープするよう立ち振る舞えばいいよ
  • 魔法を唱えてる間は動くとキャンセルされちゃうよ
  • やばい時こそ逃げまわらずに、立ち止まって魔法を唱えよう
  • それでもやばい時はスプリントで逃げよう
  • 武器や防具は耐久度が下がっていくので、定期的に修理が必要だよ

 上級者からしたら少し乱暴な説明もありますが、とりあえず最初は右も左もわからないと思うので、わからないけどとりあえずやってみるというのも大切です。そのうち徐々に慣れてくれば上で書いてある事を基礎としていろんな状況で立ち回れるよう応用ができてくると思います。