今月の「サウンド&レコーディング・マガジン 2013年3月号」の特集にヘッドフォンが特集されていました。
題して「ミュージシャン/エンジニアに聞く “あなたの愛用ヘッドフォンを教えてください!”」というものです。
Sound & Recording Magazine (サウンド アンド レコーディング マガジン) 2013年 03月号 [雑誌]posted with amazlet at 13.02.15サンレコにゆかりのあるミュージシャン/エンジニア27名を訪ね、彼らが音楽制作で愛用しているヘッドフォンを紹介してもらった。音楽を生業にするプロは一体どんなヘッドフォンを使い、何をヘッドフォンに求めているのか……ヘッドフォン最新事情を調査してみることにしよう。
≪登場アーティスト/エンジニア≫
DE DE MOUSE/kz(livetune)/SUGIZO/中野雅之(BOOM BOOM SATELLIETS)/Dub Master X/Towa Tei/DECO*27/沙田瑞紀(ねごと)/ヒャダイン/蔦谷好位置/80KIDZ/mabanua/西寺郷太/坂本慎太郎/CHOKKAKU/イルリメ/DJ Watarai/YAMAAN/飛澤正人/zAk/D.O.I./奥田泰次/益子樹/早乙女正雄/美濃隆章/葛西敏彦/渋谷慶一郎
サウンド&レコーディング・マガジン 2013年3月号|リットーミュージック
一番人気は、なんだかんだで「SONY MDR-CD900ST」が一番多い。次に、「SHURE SRH1840」と、「BEYERDYNAMIC DT250/80」。RolandのRH-300は、ちょっと意外でした。記事の中にもありますが、大橋トリオさんも使ってるんだとか。この前丁度テレビで制作現場の紹介してたのに気が付きませんでした。
まとめてみました。誰がどのヘッドフォンを使っているかは、雑誌を手にとって記事を見てもらえればと思います。
私はAKG K270S、K271S、K271 MK2と、ずっとこのシリーズを長年使って来ました。価格はそこまで高くないにもかかわらず、MDR-CD900STに比べて変な癖がなく、リバーブの切れ際等の繊細な音もちゃんと聞くことができて気に入っています。完全密閉型で、結構見た目がごついです。数年使ってると、イヤーパッドがパリパリになってひび割れするのですが、交換用がちゃんとサウンドハウスなどで売ってますので、交換して使うことができます。
SONY MDR-CD900STも所有していますが、あんまり使いません。生録で誰か人が来た時にモニタリング用として使ってもらったり、気分転換に聞いてみるという感じです。MDR-CD900STは、下のアマゾンの写真を見てもわかると思いますが、半密閉型で軽いのも特徴で、そのつけ心地が好きっていう根強いファンが多いです。丈夫なのもPAエンジニアさんに人気で幅広く使われている理由の一つです。
各人がヘッドフォンに対する思いを語っています。こうやって並べて読んでみると、ヘッドフォンを選ぶ基準というのもそれぞれ違っていて、面白いなぁ〜とおもいます。
個人的にも思うのが、音がいいという理由だけがヘッドフォンを選ぶ基準ではないんですよね。つけ心地なんかもそうですが、音質も個人の好きなものを選ぶのがいいと思うんですよ。
例えば、多少分離が悪くてぐちゃっとなっていても、曲を作る過程ではそのほうが粗が見えずに作曲に集中できるって人もいると思うんですよ。だから自分の好きな曲や、狙っているジャンルの曲が気持ちよく鳴るヘッドフォンを探す方がよかったります。最近は宅録で、マスタリングまで自分ってケースも少なくないとは思うので、あんまり癖がありすぎると最終的なアウトプットとして困る事もあるとは思いますが。ま、それは色んな場所で色んなスピーカー、ヘッドフォン、イヤフォンで聞いて感覚をつかむしかないです。
個人的にはけっこう面白い企画だったので、興味のある方は読んでみてください。(ステマじゃないですw)