ソニーからも「Project Morpheus」として発表になって、何かと話題の多いVRヘッドマウントディスプレイですが、なんとFacebookが買収したそうです。
Facebook は、バーチャルリアリティ・ヘッドセット Oculus Rift の Oculus 社を20億ドル(約2045億円)で買収することを発表しました。
速報:Facebook、VRヘッドセットのOculusを約2000億円で買収。「モバイルに続く明日のプラットフォーム」|engadget
これによって大量の研究投資が行われる事になるので歓迎すべき事なんですが、若干斜陽のFacebookというのが心配です。こういった買収では、元々の製品やその未来に高いモチベーションを持っていた人達でさえ、大金を手にした事による気の迷いで、ショボーンな結果になる場合もあります。
こういった契約には、普通は主要メンバーは一定期間在籍する事が約束されるのですが果たしてどうなることやら。
Googleなら、スーパーエンジニアが来てVRの未来を描いてきてくれそうですが、ぶっちゃけFacebookってどうなんでしょう。そりゃお金あるから優秀な人は雇えるだろうけど、Facebookという会社が今までやってきたことと考えるに、本当にVRの未来を描けるかというと、少々疑問です。
『Minecraft』のNotchが激おこだよ!
そんな中早くもこんな意見が……。
スウェーデンスタジオMojangのMarkus"Notch"Presson氏がこの件に触れ、「Facebookは私をゾッとさせた」と批判し、さらに『Minecraft』の公式なOculusサポートを中止すると発表
Notchが『Minecraft』のOculus Rift公式サポートを白紙へ、Facebookの買収に対し「ソーシャルとは働きたくない」|Gamespark
読んでみると、まあ同じような懸念を持っているようですね。FacebookがVRゲーミングというのは、あまりイメージがないものです。それこそマイクロソフトが買収してくれたほうが良かったかなと思います。
一番最悪な未来はFacebookが途中で投げ出して、散々現場を掻き乱した後にVRの未来を潰してしまう事です。おそらく数年後にFacebookはOculusを再び売りに出すでしょう(もっと安い値段で)。その時まで、今いるモチベーションの高い社員達がOculusに残っている事を祈ります。
Valveの対応も気になる所です。続報があり次第追記していきます。