下記の記事のまとめです。『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア(FF14)』のPC版ベンチマークを、MacでWindowsのソフトを使えるようにする仮想化ソフト『Parallels Desktop 8』を使用して測ってみた結果のまとめです。
あたりまえですが、メーカーに推奨された環境ではありませんので不具合があっても文句言えませんし、ベンチマーク自体本編の動作を保証するものでもありませんのであしからず。自己責任で!
このベンチマークはFINAL FANTASY XIV: A Realm Rebornの動作を保証する物ではありません。
FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn 公式サイト http://jp.finalfantasyxiv.com
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- iMacで新生ファイナルファンタジー14のベンチマークを測ってみた Parallels Desktop編 ①解像度別
- iMacで新生ファイナルファンタジー14のベンチマークを測ってみた Parallels Desktop編 ②画質
BootCampのWindows8の結果は↓(パラレルより断然良い結果です)
スペック
iMacのスペックと、スクウェア・エニックのページにあるWindows版動作環境を比較してみます。
iMacのスペックと環境(Apple Storeでグラフィックカードをカスタマイズ)
CPU | Intel Core i7 3.4GHz |
メモリー | 32GB DDR3 SDRAM (8GB*4) |
ハードディスク/SSD | 3TB Fusion Drive |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX680MX 2GB GDDR5 |
画面解像度 | 2560×1440 |
グラフィックボードのスペック立ち位置
GTX680MX というのは一般的に市販されているグラフィックボードではない為、どの程度の立ち位置かというのはとてもむずかしいです。あくまで参考までに他のベンチマークの結果を転載しておきます。
一応、このリストによると推奨動作環境であるGTX 660を上回るスコアをたたき出しています。
また、スコアやベンチマークの品質設定の参考までに4Gamesの記事をリンクしておきます。
「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク ワールド編」(以下,新生FFXIVベンチ ワールド編)を公式サイトで公開した。すでにベンチマークテストを試した方も少なくないだろうと思うが,NVIDIAとAMDの最新世代GPUでは,どのようなスコアと傾向が見られるのか。全16製品でテストを行い,確かめてみたい。
「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア」を快適に遊べるGPUはどれだ? 公式ベンチマークを計16製品で試してみた
ベンチマーク結果一覧
ベンチマークの結果一覧です。
解像度と、品質がうまくトレードオフした形になっています。高解像度・低品質でプレイするか、低解像度・高品質でプレイするかの選択になります。カスタムで最低水準まで落とすのと、プリセットの標準画質ではあまり大きな差がでないので、標準画質をベースに考えてよさそうです。
iMacのでかい画面で、1280x720のウィンドウモードでプレイする場合、下のスクリーンショットのような状態になるのでつらいです。ですので、1280x720でプレイするならフルスクリーンモードが前提になってくると思います。
ウィンドウモードでプレイするなら、1920x1080くらいは欲しいのでフレームレートと品質にはある程度目を瞑る事になりそうです。
ただし、あくまでベンチマーク上の話なので、実際のプレイではもう少し快適にプレイできそうな気がします。
Parallels Desktopの限界があるかも?
個人的には、iMacのスペックを考えるにもっとパフォーマンスが出てもいいように感じます。少しParallels Desktopを掘り下げて見てます。まず、Parallels Desktop上ではビデオカードはどのように動いているかというと、デバイス設定としてはこのように表示されます。
更に、Parallels Desktopにはビデオの設定があります。ここではビデオメモリーのサイズや、3Dアクセサラレーションのオンオフや種類を選ぶことができます。最大でアサインできるビデオメモリーは1GBです。ということで1GBに設定してみます(今までの結果はすべて256MBの設定です)。
FF14は、今のところDirectX9のゲームです。まあ言ってみれば旧世代のゲームです。既に発売が確定している、PS4版が発売されるタイミングでは間違いなくDirectX 11対応がされているはずですが。とにかく、現状はDirectX9なので3Dアクセサレーションに「DirectX9」を選択してみます。X10でもいいのかもしれませんが。
他にもWindowsに割りあえてるメインメモリーの設定があるのですが、これは16GBにしています。
標準品質、1920x1080、ビデオメモリ 1GB、DirectX9
ビデオメモリを1GBにして、3Dアクセサレーションに「DirectX9」を選択した結果です。
うーん、これ意味あるんですかね…。わからん。
ネイティブ環境とは圧倒的な差
試しにこんなマシンでテストしてみましたよ。iMacじゃなくて、ちゃんとしたWindows PCです。
CPU | Intel Core i7 3.4GHz |
メモリー | 8GB |
ハードディスク/SSD | 4TB HDD |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 650 Ti |
標準品質、1280 x 720
圧倒的だな…我が軍は。いやすごい圧倒的です。超ぬるぬる。平均フレームレート133ってなんなのって感じです。ここまで差を付けられるとは…。
BootCamp環境でやれば飛躍的にスコアが伸びるかも
なぜこんなにiMacがボロ負けなのか…!?今ブートキャンプ環境がないのでわからないですが、GeForceのドライバーを入れてちゃんとセッティングしてやればiMacでももう少し頑張れるような気がします。GPUのメモリークロックの差もでかそうですが、専門家ではないので詳しいことは言えません。もし機会があればBootCampでテストしてみたいと思います。Windowsのライセンスって、もう1個必要…?
一応、ここ(GTX 680MX Bootcamp Drivers !?|MacRumors)の情報によると、BootCamp環境でもGeForceのモバイル用ドライバーを使って、GTX 680MXを動作させる事が可能だそうです。最新のドライバーの対応リストにもGTX 680MXは入ってますし、大丈夫そうです。あぁ、試したい。